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24話 東西・南北・人種など命を懸けた対立

 トランプ大統領のご出陣で、醜い争い事は止まりそうにありませんね。

批准後の3年間は離脱通告できないため、前回のパリ協定離脱は軽症で済みましたが、既に 気温上昇が1.5℃越えた今、気候変動は「でっち上げ」の重症になりそうです。

 トランプさんなどの生物は、神様がお創りになった「物理・化学のオモチャ」なのに。

 環境オタク流のこの捉え方は、世の中に「受け入れられない」と思っていたのですが。

 量子力学のシュレディンガー方程式を創られたシュレディンガーさんは、物理学者として『生命とは何か』を著作され、秩序をもたらす仕掛けには、無秩序から秩序を生む物理学的な仕掛けと、秩序から秩序を生む生物学的な仕掛けがあると述べられたそうです。

 オタク流ではなく、凄い科学者が、生物という塊を見詰めておられたのですね。

 この著の副題は、『物理的に見た生細胞』だそうで、読んではいないのですが、ここに示された生物学的な仕掛けも、化学的だと思っているのがオタク流の「物理・化学のオモチャ」です。

 そして、『生物の生命現象の本質は,外界から負エントロピー(秩序)の流れを吸収することで,自身の中で必然的に増加するエントロピーを相殺し,自身の身体を常に一定のかなり高い水準の低エントロピー(秩序)状態に保つことができるところにある』とも、述べておられるそうです。

 この物理・化学のオモチャ、生物で、トランプ大統領の就任は、エントロピー縮小の現象を呈しているのでしょうか。

 人間界では、人類という生物が、自らのビオトープで「パリ協定という国際約束」もしています。

 また、東西対立・南北格差・人種等での命を懸けた様々な対立も、物理・化学のオモチャのようなロボットが、DNAを忘れたかのように振舞っているのかも知れませんね。

 醜い姿に見える人間界ですが、人間社会での在り方について、経済学者の宇沢弘文さんが『社会的共通資本』についての情報を発信されていたようです。

 24年8月には「宇沢弘文没後10年記念シンポジウム」が学習院大学で開催され、経済学者が公の場で『社会的共通資本』を本格的に討議するのは「初めての出来事」との評がありましたので、その出遅れという驚きとともに、経済学界も動きつつあることを感じています。

 また、オムロン創業者の立石一真さんらが提唱した『未来への羅針盤(SINIC理論)』は、科学・技術・社会の三者間の相互作用を「人間の共生志向意欲のエンジン」にした考え方だそうで、人・技術が自然の一部である近未来、「自律社会」への仕込みを提唱されているようです。

 物理学や経済学、産業界にしても、その詳細を知りたいという気はありませんので、その専門の方々にお任せして、気候変動のこれからに備えるよう、考えていきます。

 これにチャレンジするのが、私の「今年の計」でもあります。

 さぁ、トランプさんと一緒に『気候変動での生き様』の森の中に入っていきましょう。

 
 
 

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